SQL Serverのインストールに失敗してしまう場合、パソコンの再起動が求められている事例が多数ございます。
先ずはお使い頂いているパソコンの再起動をおこない、再度SQL Serverのインストールをお試しください。
再起動をしてもインストールができない場合は別の原因である可能性があります。
Windows11のパソコンでSQL Serverをインストールする際に、以下のエラーが表示される場合があります。
エラーの原因として、ご利用中のパソコンに搭載されているハードディスクのセクタサイズが4KB を超えている可能性があります。
まずは、ご利用のパソコンにて、セクタサイズが 4KB を超えているか【操作手順1】にてご確認ください。
【操作手順1】
① Windows「スタート」-「すべて」-「Windowsツール」をクリックします。

② 「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
③ 「コマンドプロンプト」が画面に表示されましたら、以下の文字列を入力します。
Fsutil fsinfo sectorinfo C:
例:ハードディスクが C ドライブの場合

④ 白枠部分の数値が 4096 を上回っている場合は SQLServer のインストールに失敗する可能性があります。
【参考】
「コマンドプロンプト」画面で「エラー:アクセスが拒否されました」と表示される場合はコマンドプロンプトを「管理者として実行」をしていない可能性があります。
起動中の「コマンドプロンプト」画面は一度閉じて頂き、「管理者として実行」で起動してください。
上記条件に該当した場合、【操作手順2】の対処方法がマイクロソフト社より公開されています。
【操作手順2】
① 【操作手順1】と同様に「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」から起動します。
②「コマンドプロンプト」画面が表示されましたら、以下の文字列をコピーして「コマンドプロンプト」画面に貼り付けます。
REG ADD "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\stornvme\Parameters\Device" /v "ForcedPhysicalSectorSizeInBytes" /t REG_MULTI_SZ /d "* 4095" /f
③最後にエンターを押下し、「この操作を正しく終了しました。」と表示されたら画面を閉じてパソコンの再起動をしてください。
④ パソコン再起動後、SQLServerをインストールしてください。
上記の操作を行うことで、エラーの原因となるセクタサイズが 4KB 以下に設定変更され、
インストールエラーが回避できる場合があります。
なお、操作を行ってもSQLServerがインストールできない場合は、サポートセンターまでお問い合わせください。