「仕訳の一括変更」では、なにができるのですか?
「データ入力」ー「仕訳の一括変更」では、複数の入力済仕訳を指定して、仕訳で使用されているマスターを、別のマスターにまとめて置き換えることができます。
※処理を実行する前には必ずバックアップをお取りください。
※Rev6.13以降のソフトで利用可能です。
【変更対象マスター】
・科目(主科目・中科目・小科目)
・補助科目
・事業(公益)サービス区分(社福)
※会計区分(公益)・事業区分(社福)は変換対象ではありません。
●操作手順
入力済仕訳で使用されている、未払金の
補助科目【補助コード:0001 補助科目名:東京商店】を
補助科目【補助コード:0002 補助科目名:大阪商店】に変更する。

①メニュー「データ入力」ー「仕訳の一括変更」を選択します。
条件指示の窓が表示されますので、変更したい仕訳の範囲を指定し「実行」をクリックします。
②①で指定した範囲に該当する仕訳が表示されますので、変更前マスター(事業か科目の選択)・変更する貸借・変更前科目・事業と変更後の科目・事業を指定し,変更する明細行にチェックをし、実行をクリックします。
※事業(サービス区分)と科目を同時に指定・変更はできません。
今回の変更では
・変更するマスタ(M) は勘定科目と補助 を選択
・貸方の未払金の補助科目を変更するので、「貸方を変更する(c)」にチェック
・貸方変更前科目/補助(3) に、変更前の322:未払金 0001:東京商店を指定
・貸方変更後科目/補助(4) に、変更後の322:未払金 0002:大阪商店を指定
・該当明細行の1・2行目にチェックを入れます。
を指定します。
③実行確認の窓が表示されますので、バックアップが行われていることを確認の上「はい(Y)」をクリックします。
「いいえ(N)」をクリックすると、変更対象選択に戻ることができます。

④処理が正常に終了した旨の窓が表示されますので「OK」をクリックします。

⑤変更結果表示窓が表示され、変更した箇所がピンク色で表示されますので、正しく変更されたことを確認の上「閉じる」をクリックします。

※変更された明細行のみ表示されます。
指定方法の操作につきましてはこちらも参照ください。
以上になります。
【制限事項】
1.「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で、処理レベルが「領域責任者」に設定されているユーザーのみ本処理を実行することができます。
2.「入力処理」が「取引合計入力」「簡単配賦入力」「直接配賦入力」「一括配賦入力」に設定されている伝票は、仕訳の一括変更の対象外となります。
3.他モジュールで登録された仕訳が選択されている状態で変更を実行すると、続行を確認する画面が表示されます。
続行すると、他モジュールから再転送ができなくなりますので、必要に応じて「入力モジュール」で
絞り込みを実行してから仕訳を集計してください。
4.一括変更は「変更前」に指定したマスター全てと一致する仕訳のみ対象となります。
「借方を変更する」「貸方を変更する」の両方のチェックがONの場合、貸借両方が一致している必要があります。
そのため、『貸借問わず「現金」を「小口現金」に変更する』というような変更を一度で行うことはできません。
この場合、『借方のみ「現金」を「小口現金」に変更する』と『貸方のみ「現金」を「小口現金」に変更する』の二度に分けて実行する必要があります。
5.科目を変更しても税区分は変更されません。一括変更後、適宜修正してください。
6.資金収支仕訳の設定は、一括変更を実行すると伝票単位での再設定が行われます。
7.仕訳に設定されていた内部取引区分は、一括変更を実行しても変更はされません。