【ビルトイングループとは】

『PCA Hub eDOC』全般の重要な設定を行ったり変更したりする権限で、「PCA Hub テナント管理サイト」から各ユーザーごとに割り当てていく形で設定します。

また、「PCA Hub テナント管理者」という権限もありますが、こちらは「PCA Hub テナント管理サイト」にアクセスして新規ユーザーの登録や削除を行ったり、「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」などの権限をユーザーに与えたりすることができる権限で、社内の情報システム管理者などの方が持つ権限というイメージになります。

 

例：「PCA Hub テナント管理サイト」で、「PCA Hub テナント管理者」がAさんに対し「eDOCシステム管理者」、Bさんに対し「eDOC共有フォルダ管理者」の権限を与える。これにより、ＡさんとＢさんは共有フォルダに対するアクセス権の設定など、「PCA Hub eDOC」に関する全般的な設定を行えるようになる。

 

 

【アクセス権とは】

『PCA Hub eDOC』の各共有フォルダへのアクセスや操作範囲を設定する権限で、こちらは『PCA Hub eDOC』の共有フォルダの［共有フォルダ設定］から各フォルダごとユーザー（またはグループ）ごとに割り当てていく形で設定します。

 

例：『PCA Hub eDOC』の共有フォルダにある「経理部」フォルダに対し、［共有フォルダ設定］から経理部所属のCさんとDさんに「編集者」の権限を与える。これにより、ＣさんとＤさんは「経理部」フォルダに対しファイルのアップロードやダウンロードなどの基本的な操作が行えるようになる。

 

 

【ビルトイングループとアクセス権の関係】

アクセス権は各共有フォルダに対しユーザーやグループごとに設定しますが、ビルトイングループも一つのグループとしてアクセス権を付与できるようになっており、「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」はデフォルトの状態では共有フォルダに対し「所有者」のアクセス権を持っています（つまりデフォルトの状態では「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」＝「所有者」となります）。これらは編集で削除することも可能ですが、「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」は自身でアクセス権を設定して追加することもできますので、事実上「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」は「所有者」のアクセス権を持つものとお考えください。

また、「PCA Hub テナント管理者」の権限を持つユーザーも、「PCA Hub テナント管理サイト」で自身に「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」の権限を与えることが可能ですので、同様の扱いとなります。

 

 

【運用例】

下記は「経理部」フォルダに特定のユーザーしかアクセスできないようにするための設定例です。

 

①　「経理部」フォルダを共有フォルダに作成します。

 

②　「経理部」フォルダの右にある「・・・」から［共有フォルダ設定］を開き、［アクセス管理］から以下の設定を行います。

 

　　・「eDOCユーザー」を削除（残しておくとすべてのユーザーがフォルダを開いてファイルのプレビューを見ることができてしまうため、必ず行ってください）

　　・経理部所属で「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」のいずれの権限も持っていないCさんとDさんを「編集者」として追加

　　・「eDOC共有フォルダ管理者」の権限を持つBさんは経理部の責任者でもあるため、「eDOC共有フォルダ管理者」の権限はそのまま「所有者」にしておく（但し他にも「eDOC共有フォルダ管理者」のユーザーがいた場合、その方にも「所有者」権限が付きます）

　　・「eDOCシステム管理者」の権限を持つAさんは普段経理部のフォルダにはアクセスしないため、「eDOCシステム管理者」は削除（但しAさんは自身でこの設定を戻すことができるため、いざとなればアクセスは可能）

 

③　［保存］をクリックします。

 

これで、「経理部」フォルダはBさんが「所有者」、CさんとDさんが「編集者」の権限を持ちそれ以外の方はアクセスできないフォルダとなります（但し「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」の権限を持つ方は、自分でアクセス権を変更することでアクセスできます）。