「月次推移表」の[月次棚卸高を読み替える]とはどのような機能ですか。
月次棚卸を行っている場合で、再振替の仕訳を以下の様に入力している場合、「月次推移表」の[月次棚卸高を読み替える]にチェックを付けると、月末の「期末棚卸高」を翌月の「期首棚卸高」に読み替えて集計し、月初棚卸高の単月推移を把握することができます。
※[月次棚卸高を読み替える]は集計金額が[発生]または[貸借対照表のみ累計]のときに選択できます。
【操作手順】
[561 期末商品棚卸高]を[531 期首商品棚卸高]に読み替える手順でご案内します。
①「前準備」-「勘定科目の登録」を起動し、[531 期首商品棚卸高]の関連科目に[561 期末商品棚卸高]が設定されていることを確認します。
②月次棚卸の仕訳を入力するときに以下の様に入力します。
◆4月末までの仕訳 4月の期首商品棚卸高は1,000円、4月末商品棚卸高は1,400円
借方 | 貸方 | |||
4月1日(月初仕訳) | 期首商品棚卸高 | 1,000 | 商品 | 1,000 |
4月30日(決算整理仕訳) | 商品 | 1,400 | 期末商品棚卸高 | 1,400 |
◆5月の仕訳 5月末商品棚卸高は1,500円
借方 | 貸方 | |||
5月1日(月初仕訳) | 期末商品棚卸高 | 1,400 | 商品 | 1,400 |
5月31日(決算整理仕訳) | 商品 | 1,500 | 期末商品棚卸高 | 1,500 |
◆6月の仕訳 6月末商品棚卸高は1,200円
借方 | 貸方 | |||
6月1日(月初仕訳) | 期末商品棚卸高 | 1,500 | 商品 | 1,500 |
6月30日(決算整理仕訳) | 商品 | 1,200 | 期末商品棚卸高 | 1,200 |
③「分析処理」-「月次推移表」を起動すると、[条件指示]画面が表示されます。
[条件指示]画面が表示されない場合は、[F7 集計条件]をクリックします。
[その他の設定]タブの[月次棚卸高を読み替える]にチェックを付けると、以下の様に出力されます。
[月次棚卸高を読み替える]にチェックがある場合
[月次棚卸高を読み替える]にチェックがない場合