振替伝票入力時に[伝票日付]と[事業者区分]によって、税区分を適切に読み替え、消費税を自動計算する機能を搭載します。
[事業者区分]は、「前準備」-「取引先の登録」または、「前準備」-「補助科目の登録」に追加されます。
※『PCA hyper 会計シリーズ』『PCA 建設業会計シリーズ』『PCA 個別原価会計シリーズ』は「取引先」、『PCA 会計シリーズ』『PCA 医療法人会計シリーズ』『PCA 公益法人会計シリーズ』『PCA 社会福祉法人会計シリーズ』は「補助科目」に追加されます。
※[事業者区分]の[その他]は、「補助科目」の場合のみ選択できます。「補助科目」を取引先以外(商品など)で使用しているときに選択します。
【振替伝票入力(コクヨ式)、振替伝票入力(連想摘要)】
①費用科目の取引先(補助科目)の[事業者区分]に[適格][非適格(経過措置あり)][非適格(経過措置なし)]が設定されている場合、費用科目の取引先(補助科目)を設定した時点で税区分を読み替えます。
②費用科目には設定せずに、相手科目の[事業者区分]に[適格][非適格(経過措置あり)][非適格(経過措置なし)]を設定する場合、相手科目の取引先(補助科目)を設定した時点で税区分を読み替えます。
<借方入力時>
<貸方補助科目入力時>
取引先(補助科目)に適格事業者の情報を登録しない場合でも、税区分は手動で変更できます。
【参考①】
仕入10%控80(QD)、仕入8%軽控80(QE)の内税自動計算、外税自動計算の消費税計算については
こちら(FAQ)をご参考ください。
【参考②】
●『PCA 会計シリーズ』『PCA 医療法人会計シリーズ』
貸借共に補助科目が設定されていない場合や、補助科目の事業者区分に[その他]が設定されている場合は、その仕訳より上の行の相手科目側に設定されている補助科目の事業者区分で判定します。
以下のような仕訳を入力したときに、1行目の 商品仕入高 Q5(課税仕入10%)は、買掛金の補助を見て、QD(課税仕入10%控除80%)に変更されます。
また、2行目の商品仕入高 Q6(課税仕入8%)も貸方の補助科目が[その他]のため、1行目の買掛金の補助を見て、QE(課税仕入8%控除80%)に変更されます。
1000 商品仕入高 Q5→ QD / 買掛金 補助(非適格経過措置あり)1500
2000 商品仕入高 Q6→ QE / 普通預金 補助 ABC銀行(その他)1500
●『PCA hyper 会計シリーズ』
貸借共に取引先が設定されていない場合や、取引先に共通取引先が設定されている場合は、その仕訳より上の行の相手科目側に設定されている取引先の事業者区分で判定します。
●『PCA 建設業会計シリーズ』『PCA 個別原価会計シリーズ』
貸借共に取引先が設定されていない場合は、その仕訳より上の行の相手科目側に設定されている取引先の事業者区分で判定します。
●『PCA 公益法人会計シリーズ』『PCA 社会福祉法人会計シリーズ』
補助科目が設定されていない場合や、補助科目の事業者区分に[その他]が設定されている場合は、その仕訳より上の行の相手科目側に設定されている補助科目の事業者区分で判定します。