科目の登録の画面で[消費税設定]が[指定なし]となっているのですが問題ないですか。

科目の登録画面の[詳細設定]タブの[消費税設定]において[消費税自動計算]や[消費税端数処理]が[9.指定なし]の科目については、仕訳入力時の消費税の初期設定は以下のようになります。ケースごとにご確認ください。
ケース1
条件1:主科目の[消費税設定]が[9.指定なし]である
条件2:主科目の内訳として中科目・小科目・補助科目の登録がない、あるいは登録はあるが内訳科目の[消費税設定]も[9.指定なし]である
→「前準備」-「法人基本情報の登録」の[消費税情報]タブの設定が適用されます。

ケース2
条件1:主科目の消費税設定が[9.指定なし]である
条件2:内訳の中科目・小科目・補助科目の[消費税設定]が[9.指定なし]以外である
→中科目・小科目・補助科目の[消費税設定]が優先して適用されます。中科目と小科目では、小科目の設定が優先して適用されます。
ケース3
条件1:主科目の[消費税設定]が[9.指定なし]以外である
条件2:内訳の中科目・小科目・補助科目の[消費税設定]が[9.指定なし]である
→主科目の[消費税設定]が適用されます。
※小科目については、このケースにおいて中科目も[9.指定なし]以外の場合は主科目よりも中科目の消費税設定が優先して適用されます。
【注意点】
・主科目の下に中科目・小科目・補助科目の登録がある場合、主科目で消費税設定を変更しても下層の科目には自動で反映しませんのでご注意ください。仕訳入力時には最下層の科目に設定されている消費税設定が優先して適用されますので、そちらの設定も確認していただく必要がございます。
【参考】
・[消費税自動計算]の設定については、伝票登録時に仕訳行ごとに変更が可能となっており、変更した場合は「法人基本情報の登録」や「科目の登録」での設定よりも伝票登録時の設定が優先して適用されます。
・伝票登録時、[内税自動計算]や[外税自動計算]の設定において自動計算された消費税額を手修正することも可能となっています。この場合、自動計算された消費税額よりも修正後の消費税額が優先して適用されます。
・期中に「法人基本情報の登録」や「科目の登録」で[消費税設定]を変更した場合、登録済の仕訳の消費税の計算方法や端数処理の方法は自動で変更されません。
以上の点を踏まえて、「法人基本情報の登録」や「科目の登録」のメニューの[消費税設定]についてはあくまで伝票登録時の初期値とお考えいただき、実際の消費税額については登録済の伝票をご確認ください。