例えば源泉所得税を差引して支払を行う場合、実際の支払額だけで支払確定を行うと、源泉所得税の金額分が未払分として残ってしまいますので、このような場合は「手動差異」という項目を作成して支払を行ってください。
支払確定処理時にこの項目に入力を行うことで、未払ではなく消込済として扱うことが可能になります。
手順は以下の通りです。
① 「前準備」-「消込設定」を開きます。
② [手動差異1~6]のうち未使用のものを選択し、[使用区分]を[0:使用する]にして、[差異名称]などの各項目を設定します。仕訳作成時の勘定科目もここで指定します。設定後[登録]をクリックします。
③ 「債務管理」-「支払」ー「支払確定」を開くと、画面のように②で作成された項目が右の方に表示されてきますので、ここに源泉所得税額を手入力し、[支払額]には債務額から源泉所得税額を引いた金額を入力して、伝票を登録してください。
画面例は、¥110,000の債務に対し¥100,000を支払い、¥10,000は源泉所得税として控除した場合です。
仕訳も、控除額が貸方に入った形で作成されます。