範囲差異、固定差異とは、「回収伝票入力」で入力した回収額と紐付けた回収予定の差額が、ここで指定した金額と一致した場合に、何らかの理由で回収額に差異があったと判定し差額を自動的に消込済みとする機能です。
なお、この機能は「債権管理オプション」のみで使用しますので、「債務管理オプション」には関係ありません。
【範囲差異の運用例】
消費税の端数調整計算の認識に先方とずれがあり、回収予定額と実際の回収額が数円ずれることがあるため、‐5円~5円までの回収額のずれを範囲差異に設定する
【固定差異の運用例】
振込手数料の先方負担と当方負担の認識に先方とずれがあり、手数料分だけ少なく入金されることがあるため、手数料の金額を固定差異に設定する
範囲差異や固定差異を設定していないと、上記のようなことがあった場合に差額が残高として残ってしまいますが、設定していると別途消込処理を行うことなく差額を回収済み扱いとし、「消込設定」で設定した勘定科目で仕訳の作成も行えます。