『債権債務管理オプション』で登録された伝票の仕訳データに、現在『PCA会計hyper』に存在しない勘定科目、補助科目、取引先、部門などのマスターが入力されていることが考えられます。
『PCA会計hyper』側で既存のマスターを削除したり、コードを変更したことなどが原因になります。
そのような伝票があった場合、仕訳転送前の参照画面で下記のように存在しないマスターのコードだけが表示され、名称が表示されない状態になりますので、各伝票の入力画面から一枚ずつ修正するか、一括で更新をする必要があります。
一枚ずつ修正するのは、事前にマスター側に登録されている情報も更新しないといけない場合があり手間がかかりますので、以下の方法で一括更新していただくことをお勧めいたします。
① 設定を間違えた場合に備え、「ファイル」-「データ領域のバックアップ」から現在のデータのバックアップを取ります(必ず行うようにしてください)。
② 「ファイル」-「データの保守」を開き、左下の[設定]をクリックして[連動製品との整合の確認と修正]を選択します。
③ [表示]ボタンをクリックすると、現在『債権債務管理オプション』上には登録がありますが『PCA会計hyper』には存在しないコードが[不整合コード]に表示されますので、置き換えたいコードを[修正後コード]に入力します。
画面例では、「131という勘定科目コードで登録された伝票があるが、このコードは『PCA会計hyper』で130に変更されたので、『債権債務管理オプション』の131を130に置き換える」という処理を行うことになります。
④ [実行]をクリックすると、伝票の内容が更新されて新しいコードに書き換わりますので、これで再度仕訳転送をお試しください。
【参 考】
[連動製品との整合の確認と修正]は、マスターの種類ごとに画面表示されます。そのため、例えば勘定科目と取引先など複数のマスターで不整合が起きている場合、勘定科目を更新後再度[表示]をクリックして、次に取引先を更新していくといった処理が必要になります。
また、「補助科目削除が必要な勘定科目」「補助科目設定が必要な勘定科目」という項目が表示されることがあります。
「補助科目削除が必要な勘定科目」は、『PCA会計hyper』に補助科目が設定されていないのに『債権債務管理オプション』で補助科目が設定されているマスターか伝票があるケースです。実行することで『債権債務管理オプション』に付いている補助科目の情報を削除します。
「補助科目設定が必要な勘定科目」はその反対で、『PCA会計hyper』に補助科目が設定されているのに『債権債務管理オプション』で補助科目が設定されていないマスターか伝票があるケースです。実行することで『債権債務管理オプション』に指定した補助科目を追加しますが、一括で一つの補助科目しか追加できませんので、伝票毎に違う補助科目を付けたい場合は『PCA会計hyper』に転送後伝票を修正するようにしてください。