グループとは、複数のユーザーをまとめたもので、主に共有フォルダへのアクセスおよび利用範囲の権限を設定するときなどに使用します。
共有フォルダへのアクセスおよび利用範囲の権限の設定は、各フォルダごとユーザーごとに行いますが、グループを作成しておくことでスムーズな登録ができるようになります。
例えば、部署名のグループを作っておくことで、そのグループに所属するユーザーに対してまとめてアクセス権限の設定を行うといったことができます。
一人のユーザーを複数のグループに登録することも可能です。
また、ビルトイングループとは、システム側で最初から設定されている特殊なグループで、「テナント管理者」「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」「eDOCユーザー」「eDOC OCR担当者」「eDOC 証憑確認担当者」の6つがあります。
「eDOCユーザー」には『PCA Hub eDOC』を利用するすべての方を登録しますが、「テナント管理者」「eDOCシステム管理者」「eDOC共有フォルダ管理者」に登録したユーザーには、『PCA Hub eDOC』の全体的な設定を行うための特別な権限が付与されます。
また、「eDOC OCR担当者」は『AI-OCRオプション』の処理実行権限を持ち、「eDOC 証憑確認担当者」はファイルのプロパティにある[証憑確認結果]を変更することができます。
ビルトイングループも、共有フォルダへのアクセスおよび利用範囲の権限を設定する際に、一つのグループとして利用することができます。
各ビルトイングループでできることは下記の一覧表をご覧ください。
【各ビルトイングループの概要】
① テナント管理者
「PCA Hub テナント管理サイト」にアクセスできるグループで、ユーザーの追加や権限設定の変更が可能です。事実上『PCA Hub eDOC』のフォルダへはすべてアクセスできる(制限をかけられない)ことになりますので、経営者や社内システム管理者の方などに付与してください。また、運用上2名以上の登録を推奨いたします。
② eDOCシステム管理者
「PCA Hub eDOCシステム管理サイト」にアクセスできるグループで、『PCA Hub eDOC』の動作全般に影響する重要な設定や共有フォルダの第一階層の作成などの管理ができます。事実上『PCA Hub eDOC』のフォルダへはすべてアクセスできる(制限をかけられない)ことになりますので、経営者や『PCA Hub eDOC』の運用責任者の方などに付与してください。
③ eDOC共有フォルダ管理者
「PCA Hub eDOCシステム管理サイト」にアクセスできるグループですが、「eDOCシステム管理者」との違いは共有フォルダの第一階層の作成などの管理のみできる点になります。「eDOCシステム管理者」に登録しておけばこちらの権限も兼ねることになるため、両方を登録する必要はありません。事実上『PCA Hub eDOC』のフォルダへはすべてアクセスできる(制限をかけられない)ことになりますので、『PCA Hub eDOC』の運用責任者の方などに付与してください。
④ eDOCユーザー
『PCA Hub eDOC』を利用するすべてのユーザーを追加する必要があるグループです。フォルダへのアクセス権の設定は『PCA Hub eDOC』の画面上から行います。詳しくは
こちらをご覧ください。
⑤ eDOC OCR担当者
『AI-OCRオプション』を利用できるユーザーを追加するグループです。
⑥ eDOC 証憑確認担当者
保存したファイルのプロパティなどの内容をチェックし、確認済みであることを記録するユーザーを追加するグループです。詳しくは
こちらをご覧ください。
【グループの作成方法】
① 「PCA Hub テナント管理サイト」(https://お客様のテナント名.pcahub.jp/gs)にアクセスします。
② 「グループ一覧」-[新規]ー[トップグループを追加]の順にクリックし、グループ名とグループに含めるユーザーを登録して[保存]をクリックします。
【ビルトイングループへのユーザーの登録方法】
画面では「eDOCユーザー」の登録方法を記載していますが、他のビルトイングループも同様の手順となります。