5年均等償却の1年あたりの償却限度額は以下の計算式で求められます。
当期償却限度額 =(償却可能限度額 - 備忘価額)× 当期償却月数 ÷ 60
【例】
取得価額:10,00,000円
償却可能限度額:50,000円
期首帳簿価額: 50,000円
備忘価額: 1円
このような資産の場合、1年あたりの償却限度額は
当期償却限度額 =(50,000 - 1)× 12 ÷ 60
= 9999.8円
端数処理が「切り捨て」の場合、当期の償却限度額は9,999円となります。
毎期、9,999円を償却しますので、6年目の期首帳簿価額が5円となります。
【参考】
「前準備」-「会社基本情報登録」の[計算設定1]タブの[5年均等償却の端数調整]が、
[5年目で調整する]の場合、端数処理の設定にかかわらず自動的に5年目で償却終了となります。